スタッフブログ Staff Blog

太田市の外壁塗装・屋根塗装専門店のJ’sPaintです。

今回は外壁塗装のひび割れに関するエントリーです。

塗装は膜なので、どうしてもひび割れてきてきまいます。
そういったときに、どれくらい割れていたら補修すべきなのか、
また、費用はいくらになるのかといったお話になります。

いざという時に参考になる内容なので、
知っておいて損はありませんよ。

ひび割れの原因

原因の多くは以下の5種類。
もちろんこれだけではないのですが、
大抵はこれらの原因が複合して割れてしまっています。

経年劣化　

塗装してから3~5 年ほどで自然に生じる割れ。

施工不良　

塗装してから数ヶ月から1年ほどで生じる割れ。
工程を短くするために乾燥時間を減らしたり、不適切な塗料を塗布したり、
降雨の中作業をすると起こります。
大抵の場合は保証があるので無料で塗り直ししてもらえますが、
万が一取り合ってもらえない場合は『住まいるダイヤル』へ連絡してみてください。

振動

幹線道路や線路の近くの物件の場合、大型のトラックや電車による振動の影響で塗装が割れてしまうことがあります。

地震

地震による割れの場合、地震保険で対応できる可能性があります。
火災保険とセットで契約している場合が多いので、
保険会社に確認してみることをお勧めします。

地盤の問題

地盤が沈下してしまい、建物が傾いたことにより生じるひび割れ。
売主等に相談することにより、無料になる場合もあるようです。

ひび割れの種類

0.3mm未満　経過観察
0.3mm以上　なるべく早めに補修が必要
外壁材まで割れている　すぐ補修が必要

0.3mmと言われても分かりずらいと思いますので、
ホームセンターで売っているクラックスケールで計測しましょう。

ちなみにですが、身近なものだと
一般的なクリアファイルの厚さが0.15~0.3mmなので、
当ててみて確認してみてもいいかもしれませんね。

確認してみて、0.3mm以上だった、
もしくは不安な場合は一度業者に確認してもらいましょう。
診断自体は広さにもよりますが30分ほどで終わりますので、
うちもそうですがほとんどの業者は無料ですので、お近くの業者へどうぞ。

ひび割れ補修の相場

2000~3000円/m　
地上2m以上の場合は別途足場代

補修をする場合はどうしても跡が残ってしまいます。
補修跡を残したくない場合は、外壁塗装も一緒にやる形になります。

クラックは放置しておくと外壁まで割れてしまい、
そこから水が浸透して腐ってしまったり、
シロアリが住み着いたりしてしまう可能性があります。

補修をする方が安上がりですので、
もし割れてしまっている場合は建物のためにも
なるべく早めに補修をすることをお勧めします。

補修方法

外壁の種類やひび割れの状況によって変わってきます。
うちも含め他の業者がどんな工法をしてるかリサーチしたところ、
どこも素材によって使い分けてる感じでした。

窯業系サイディング

0.3mm未満の小さいひび割れの場合
シーリング剤や微弾性フィラーなどの充填材を擦り付けて埋めます。

0.3mm以上の大きいひび割れの場合
カバーや板の交換をします。

ALC・モルタル

0.3mm未満の小さいひび割れの場合
シーリング剤や微弾性フィラーなどの充填材を擦り付けて埋めます。

0.3mm以上の大きいひび割れの場合
U字にカットした後にシーリング材を充填し、樹脂モルタルで表面をコーティングします。

タイル

0.3mm未満の小さいひび割れの場合
タイルを外し、張り替えをします。

0.3mm以上の大きいひび割れの場合
U字にカットした後にシーリング材を充填し、樹脂モルタルで表面をコーティングします。
その後、割れたタイルを外し、張り替えをします。

まとめ

・大きいひび割れを見つけたら、まずは業者に無料診断をしてもらう
・補修のみにするか、外壁塗装も一緒にするか検討する
・保険が適用されるかもしれないので、火災保険の見直しをする

といったところですね。

普段から外壁をまじまじみることはないと思うので、
放置していて気づいたらシロアリに食べ荒らされてボロボロ
なんてことにならないように、
半年に１回くらいは外壁のチェックをしておきましょう。